オスカー受賞歴を持つオーストラリアの女優、ケイト・ブランシェットは昨夜、イタリアで開催された今年のグリーン・カーペット・ファッション・アワードで4人のオーストラリアの牧羊業者 に賞を授与し、彼らを驚かせた。
「私の母国であるオーストラリア出身の人々に今夜、エコ・スチュワードシップ賞を贈ることができ、格別な喜びを感じています。彼らはファッション業界の基盤でもあるメリノウールの生産を通じて、本当の意味で、サステナブルなファッションを率先して推進しています。オーストラリアの牧羊業者たちは、野心的な改革計画により、貴重な天然繊維であるメリノウール生産の新たな基準を打ち立ててきました。もちろん、この話を語る際、この重要な運動を推進している当人たちより優れた語り手はいません」とケイト・ブランシェットは語った。
「オーストラリアの牧羊業者たちは、野心的な改革計画により、この最も貴重な天然繊維の生産の新たな基準を打ち立ててきました」
サステナブルな牧羊と環境保全活動を実践しているオーストラリアの牧羊業者-バンガー牧場のマット・ダンバビンと妻のヴァネッサ、コネワレン牧場のリチャード・ウィザリーと妻のジェニー — は、オーストラリア全土の数万人という情熱溢れる牧羊業者の代表として賞を受賞するために、オーストラリアからミラノへ駆けつけた。
マットとヴァネッサはこう語っている。「エコ・スチュワードシップ賞を受賞できたことを光栄に思います。それは、今回の受賞で、バンガー牧場での私たちの取り組みが認められただけでなく、オーストラリア各地で行われている世界をリードする持続可能な羊毛生産に幅広く光が当てられるためでもあります。毎日オーストラリアの牧羊業者たちは、ウール衣類を着ることが環境に配慮した行為にもなるよう、情熱を持って持続可能な方法で自分たちの動物や土地の世話をしています。牧羊業者は絶えずそのことについて意識していましたが、ファッション業界にその重要性が認められたのは素晴らしいことです」
リチャードとジェニーは次のように説明する。「たいへん光栄ですし、とても誇りに思います。私達は、それぞれの国に大きな貢献をしている他の牧羊業者やオーストラリアの代表としてここにいると感じています。また、リヴィア・ファースの革新的な素晴らしい仕事や、このことへのザ・ウールマーク・カンパニーのコミットメント、そしてイタリアのファッション業界の仕事も、少なからず象徴していると感じています」
同賞は、ファッション業界のスケジュールに新たに加わったばかりにも関わらず、世界を代表するサステナビリティとファッションのイベントとして、すでにその地位を確立している。今年のイベントにはファッション業界及びエンターテインメント業界のビッグネームが顔を揃え、アレッサンドラ・アンブロジオ、アリソン・ブリー、カルロ・カパサ、シンディ・クロフォード、リヴィア&コリン・ファース夫妻、エル・マクファーソン、ジェレミー・アーヴァイン、ジュリアン・ムーア、オリヴィア・パレルモ、シネイド・バークらが出席した。
オーストラリアの牧羊業者、リチャード・ウィザリーと妻の ジェニー(左)及びヴァネッサ・ダンバビンと夫のマット(右)は、ミラノで開催された今年のグリーン・カーペット・ファッション・アワードで、オーストラリアの数万人の牧羊業者の代表として、第1回 エコ・スチュワードシップ賞をケイ
ト・ブランシェットから授与された。
ザ・ウールマーク・カンパニーはオーストラリア産メリノウールを高く評価する同賞の開催を誇りを持って称える。
「当社がグリーン・カーペット・ファッション・アワードをサポートするのはごく自然なことで、ラグジュアリーファッション・チェーンにおける最高のサステナビリティを称えるものです」とザ・ウールマーク・カンパニーのマネージング・ディレクター、スチュアート・マカラックは語る。
ウールのグローバル・オーソリティーであるザ・ウールマーク・カンパニーは、再生・生分解可能な究極の天然繊維としてのオーストラリア産ウールの地位を高め、 牧場からファッションに至るまで、先駆的・革新的かつ卓越したものづくりが行われたことを証明する。
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